8月1日の話〜最後の最後で食べたもの〜

6:15 隊長不良(誤植)其の2
 …の割に、案外快眠をしていた僕。目覚めも良い。しいていえば布団カバーを忘れて寝ていたから寒かったこと位……(間抜け…)
 …と、那和さんも顔色が悪い。症状は…………僕の昨日と一緒という事だ。げしょ。
那和「まぁ、今日が最後だからいいけどね…」
稀「しょっぱなからよりマシと思わないと!」
 人間、プラス思考が一番だ!ポジティブに行きましょう!

7:00 確かに美味い
 レストランの朝食券も、これが最後の1枚となった。席は昨日と同じく忠孝路の窓際。外は相変わらず凄い交通量だ。もう今日、日本へ帰るんだなぁ…等とも思いつつ、朝御飯へGO!今日はどれにしようかな……。那和さんは勿論スクランブルエッグ。他にもトーストとか野菜とか。隊長不良(誤植)だから、食欲が落ちてる。でも俺はその割に食うよなぁ……
稀「んにゃあ、那和さんお薦めのスクランブルエッグにするかにょ」
 サラダにスクランブルエッグ、全種類取り混ぜコーンフレーク、パウンドケーキにヨーグルトにヤクルト!…飲みものは紅茶。安心して飲めるストレートティーだもんなぁ…ま、昨日ようやく無糖のお茶に出会えたから良いけど。
稀「……これ(スクランブルエッグ)美味い
那和「そーでしょー(はぁと)
 程々の塩味加減といい、色といい、文句なし!
…しかし、お互い隊長不良(誤植)だから食事スピードも遅めだけど。ホテルでのリッチな食事最終日だからじゃないけど、ゆっくり寛いだ。

8:00 やっぱりソンブンイレブン
 那和さん備品購入&僕ストッキング購入の為にやっぱりソンブンイレブンに入る。此処まで来ると、もうそんなに硬貨を持っていてもしょうがないので、使いきる様に硬貨で購入しまくる僕。
稀「けど、NT$って日本じゃ換金出来ないんだよね……一度US$にしないと駄目なんじゃなかったっけ。ついでに硬貨は換金出来ないし…」
那和「でも私は日本円作らないと帰れないよ…全部換金しちゃったから」(おいおい…)
稀「うーん……出来る処、あるかなぁ」

8:30 立体テトリス
 何時でもすぐに帰れる様、もう使わないものをトランクに荷造り。お互い半分以上スカスカだったのにもうぎっちぎち。特に僕なんか、ムダな本を持ち込んでいたしなぁ……(飛行機内での暇つぶしに)
稀「ひえぇ〜〜、街覇でぎっちぎちぃ!CD割れないといいなぁ……」
那和「どうしようかな…この辺だけリュックに出しておいて……」
稀「あと、セキュリティーBOXから返ってくる小物もあるでしょ?」
那和「あ、そうだった」
 お互いに荷造りでテトリス状態。この隙間にこれを入れて……特に、那和さんよりトランクが小さい上、派手に買い物をした僕は酷い有様……
稀「もう、この紙袋にばつたれ入れて帰る!
那和「あら、ジャストフィット(笑)
……外はやっぱり平日だから、凄い交通量。
稀「うーん……この眺めも今日が見納めかぁ………」
那和「16階だしねぇ、いい眺めだよね…」
…来来大飯店客室最上階だし。
稀「食事には苦労するけど、もう少し遊んでいたいよなぁ…」
那和「また来たいよね」
……引き出しから封筒と紙を取り出す僕。
稀「アンケート、書いてく」
…言いながら感想の挨拶を日本語(苦笑)で書いた。住所は英語だけど。チェックアウト時に出してこよう。

工事中……
…僕らの部屋から見える景色…それは警察院

9:00 お散歩
 制限時間は12:00。お昼もある程度食べておいて(機内食があるからそんなに気張らなくてよろし)、でもお互い隊長不良(誤植)だし、時間もそんなにないから僕の提案でこの近辺をお散歩してみよう、という事になった。今回の旅行、結局殆ど大きな通りしか歩いてなくって、殆ど裏道や路地に入らなかったから。…いくら大きな通り沿いでも、ガイドブック上で治安が悪いと書かれた地域はルートにも加えてないし。
稀「んじゃ、取り敢えず……警察院の路地から」
…監察院の前の横断歩道を渡って行政院と警察院の間の路地に入る。
那和「やっぱり、表通りよりちょっとだけ汚い(古めかしいの意味)ね」
稀「でも、味があるんだよね」
那和「そうそう」
……更にその隣の国税庁の脇を通って、高速の下を潜る。そこから中山路(大通り)に出た。
稀「このまま行くとね、手作りの桶屋さんがあって、で、角っこに本屋のあるビルがあるんだけど、その辺まで散歩してみるかい?」
那和「時間大丈夫?」
稀「余裕ッス!(火引弾調)
…結局中山路北上。横断歩道を渡っちまおうと、信号まち。青になったと同時に一斉に車と…スクーターが走り出す。
那和「各車一斉にスタート!……って感じじゃない?」
稀「(笑)納得。F-S1(フォーミュラースクーターワン)レース」

素材集から持ってきた写真
…大体何処でもこんな感じです。

……等と冗談を言い合いながら中山路を300m程北上する事に。朝早いから殆どの店は開いてないけど…
那和「あぁ〜〜〜背中に"天"の字がぁ〜〜〜……」
…隊長不良(誤植)の那和さんは、腰と背中が度々痛くなるらしい。僕が腹痛だけだったけど、峠を越したので元気。
稀「大丈夫かぁ〜?」
那和「……きっつぅ〜〜〜〜………」
……この状態だから、本当に機動力ダウン。中山路を北上し、台北駅の横辺で…
稀「此処が『國父史蹟記念館』ね……中、入って良いのかなぁ?」
那和「無料だと思うけど…」
稀「開いてるのかな?わかんないや。取り敢えず、中覗くだけにしよう」
…日本庭園&旅館で、孫文に関する資料などが展示してあるらしい。
 そのまま台北駅東側を通過して、100m程歩く。

お散歩帰りに撮影
…台北駅の東側から

稀「此処が『林田桶店』、手作りの桶屋さんだそうだ。僕が去年通った時、店開いてたけど、木の桶が沢山あったよ」
 更にてけてけ歩く。南京路との交差点に差し掛かった。
稀「……やっぱり去年は工事中だったんだなぁ…此処。緑色のネットが沢山張ってあったんだ」
那和「去年はこうじゃなかったんだ…」
稀「うん、でね……そう、この上。この上に『永漢國際書局』ってのがある……流石に開いとらんのう…」
那和「もう本は見つかったからいいや」
稀「でもって、この道(南京路)を東に500m位歩くと『円環』に行けるんだ。去年はそこまで行ってみた」
那和「……よく歩いたよ、君は」
……因みに、単純計算で11km程。去年は一人で半日でこれだけ歩きました。
稀「どうする、行ってみる?」
那和「……いい」
稀「じゃ、戻ろっか」
 そういう事でもう一度来た道を戻る。その途中で台北駅に寄る事にした。

このおじさんに意味はない
…お散歩の通り道にて。中山道。

稀「後、バスと鉄道に乗れば乗り物制覇だったんだよね。今度来た時は乗ろうね」
那和「何処に……?
稀「台中でも花蓮でも、それこそ隣の駅だって…
…要は乗りゃあ良いだけだ。
 駅の中に入ってみる。プラットホームや電車は全て地下にあり、駅は全方向に出口があって待合室、時刻表、土産屋等、郵便局や警察だってある。流石は大都市の主要駅……
稀「記念に時刻表買ってくってのも良いかも」
……結局買ってないけど。
 中をうーろうーろして、そのままMRTの駅の方へ行く。それなりに地下商店街などがあるので、そこを見に行く事に……
稀「まぁ、こんな処にも書局が!
那和「行くの?」
稀「時間つぶしにゃあなるっしょ?」
……そんな訳で書局。本より文具コーナーを見てしまう僕ら。
那和「これ、サンエックスさんのシールだよ」
稀「たれ以外も流出していたのね…」
那和「うーん、何だか面白くないなぁ…」
稀「何だか怪しい、この色鉛筆のパッケージ……」
那和「絵が凄いよね…何処もの?」
稀「……made in Germany……どいつだ。凄いセンスやなぁ……」
 特にめぼしいものはなく、そのままふらつくと、奥の方でCDSHOP発見。
稀「行こう」
那和「何か有るかな…」
 早速中に入る。でもって、邦楽を見る際、またしてもアニメ・ゲームCDで……
稀「あ〜〜〜〜〜〜ッッッッッッ!!!!!
那和「どしたの?」
……僕が手にしたのは「快打旋風3 3rd原曲集」……
稀「ぐあぁぁぁぁ〜〜〜なんだよスト3あるじゃんよー!くっそぉ〜〜〜!」
…既に日本では発売日前日に初回版で入手している3rdCDだが、既に握って放していない……勿論、買うつもり。しかし、何故が2枚組仕様。
稀「どうなってんのかな?おまけシングルだけ別個になってたりして…」
 それから邦楽を見ていると…
那和「あ、米!
…K2C音楽集1〜3が揃っていた。内容も色々ばらけてるし、これなら…
那和「丁度良い!これ、紗羅さん達のお土産で決定!
稀「じゃ、半額出す。会計したら言って〜」
……そしてじっくりゲームCDとにらめっこしていると
稀「那和さんッッッッッッ!
……僕の手に握られたのは「G-大空戦記」……つまり、「G-DARIUS」である!
稀「買うしかないッッッッ!!!!!
……こちらもきちんとZUNTATAレーベルのものを発売日前日夕方購入してるってのに……FAN心理よ。那和さんは北野夫妻へのお土産CD、僕はスト3・G-ダラの他、GWのヴォーカル集まで買う始末。
 そろそろトイレに行きたくなってきたため、僕らはホテルに戻った。

11:30 チェックアウト
 軽く食事にしよう、と言う事でコンビニでお茶を買う。勿論、無糖のお茶だ。それから、今度こそ!と、ホテルのタルトショップへ行く。勿論昼だし、開いてる。
那和「…えーと…Exquse,me!…エッグタルト…幾つにする?」
稀「2つね、一緒にかっちゃおう」
那和「Egg talt……Two please.」(エッグタルト…2つ下さい)
店員「There,OK?」(これで良いですか?)
稀「……and, Two Blue berry talt.」(それと、ブルーベリータルト2つも)
……念願のエッグタルトをついに購入。袋に入れてもらって、自室に戻る。そこで食べようかと思ったけど…
稀&那和「あ……」
…もうメイドさんが入ってベッドメイクを始めてしまっていたのだ。流石にそこで食べるのはまずいだろうと思い、荷物を引きとる。
稀「あの、トイレ、使って良いですか?」
清掃員「どうぞ、いいですよ」
…僕と那和さん交替で入り、荷物をまとめて外に出ようとする時、そのルームメイドさんと握手して(僕は南拳北掌だけど)挨拶をしてお別れをした。4日間謝々。
……仕方がないので下に降りると、もう劉さんがいらしていた。
劉「まだ時間有りますけど、チェックアウト済ませましたか?」
稀「まだです」
…そういう事で、チェックアウとを済ませる、それから僕はあの時書いた感想文を渡すために、慌てて荷物に戻ってフロントに手渡した。それからセキュリティーBOXに自分の荷物を引きとりに行く。護照や定期、携帯など貴重品だらけ。でもって、何処でタルトを食べようかと考えていた時、僕の紙袋を見た劉さん。
劉「あ、誠品書店、いったんですね?」
稀「はい、何件か行きました」
劉「あそこはチェーン系の大きいところなんですよ」
那和「いい本がいっぱい有りました」
劉「じゃあ、本とか買ったんですね?」
稀「もう、鞄がいっぱいになる位…」
那和「使い来るくらいですよ」
稀「たれぱんだも買いましたよ」
…と、昨日買った"Fool Panda"油とり紙を出すと
劉「私も使ってますよ」
…同じく"Fool Panda"の油とり紙。しかも僕のが『すき』に対し、劉さんのは『きがつくとよこにいる』ヴァージョンでした。
劉「あ、荷物、まだそこで預かってもらえますよ
…僕らが荷物から離れられないのを見ていた劉さんがそう教えてくれた。チェックアウトを済ませてもいいのかな?と思ったけど、全然OK。荷物を預かって貰って、一時僕ら2人は買ったお茶とエッグタルトを持って外のベンチへ移動した。買ってまだ時間が経っていないから暖かい、しかも、美味い……
那和「最後の最後でようやく食べれたね」
稀「うまひ〜〜〜〜(感涙)
那和「ブルーベリータルトもいいね(しみじみ)
 最後、ごみをまとめた。でも、ホテルのマークの入ったエッグタルトを入れてもらった袋はしっかりしているのでごみ入れには勿体ない。コンビニ袋の方にまとめ、ごみ箱へ。那和さんがその袋を貰うことに。それからもう一度フロントに戻って…暫く劉さんとお話をした。そろそろ時間なので、僕らは念の為、もう一度トイレに立ち寄り、それから預けて貰った荷物を受け取って、送迎車まで運ぶ。勿論、ベルボーイさんは荷物運びを手伝ってくれ、那和さんは申し訳なさそうに有り合わせの全ての硬貨をチップに渡した。
那和「これで済みません〜〜」
服務士「謝々。再見!」
稀「謝々nin!再見!」
……僕らは車に乗り、4日間の僕らの拠点であった来来大飯店を後にした。
 車は建国路から高速通りに入り、そのまま中山高速公路を走って一気に桃園県の中正国際空港へ向かうだけだ。車窓から見る台北の景色もこれが見納め。何だか寂しいばかりだなぁ…
稀「またもう一度来よう」
那和「うん、頑張ってお金溜めてね」

13:00 謝々nin的多方関照!再見、劉瑞玲大姐!
 行く時に見た全ての景色を、今度は反対から通って全て見てしまうと、もう道路の脇から飛行機が見え、中正国際空港はすぐそこだ。
稀「ついちゃったなぁ………」
…もう後は日本に帰るだけ。何だかまだ此処にいたい気分で、すごく寂しいな。車が中正国際空港の出国ロビーの前に止る。運転手さんとは此処でお別れだ。荷物を降ろし、劉さんは僕らをチェックインカウンターに連れていってくれる。
劉「此処でトランク預けますので…」
稀「リュックと紙袋は機内持ち込み」
劉「……たれぱんだですね…」
…僕の紙袋の中味は、あの踊るばつたれ『チャップリン』(命名)
稀「トランクに入りませんでした(苦笑)
…チェックインカウンターに僕らは護照を提示し、帰りの航空券を渡される。そこでトランクチェック。
稀「20kg越してたらどうしよう…」
劉「一緒に乗せちゃいなさい
…劉さんにそう言われ、僕と那和さんのトランクを一緒に乗せる。目方は37.7kg、2人合わせて40kg越してない!
那和「よっしゃぁ!
稀「……助かった……
…劉さんが何やら空港の方とお話をしている。何やらのチケットを渡されて、何かを確認すると、僕らの航空券を渡してくれた。
劉「飛行機がですね、トラブルで1時間以上遅れるそうなんです。それで、2階の喫茶室の券を貰ったんで、そこでお茶でもして待っていて下さいと言う事なんです」
 劉さんに案内され、荷物の軽くなった僕らは2階の免税品店の並ぶところに案内される。上がってすぐに台湾銀行がある……両替出来るかな?
劉「えーと、そこの左に、喫茶室がありますので、この券を出せばお茶1杯無料になります。出発1時間前に出国審査を済ませればいいですから」
那和「1時間前ですか?」
劉「15:30くらいですね」
稀「結構暇になりそうだ…」
劉「それでは、私はこれでお別れです。また台湾にいらして下さい。気を付けて帰って下さいね。一路平安、再見!
那和「謝々!再見!
稀「謝々nin!再見!
…手を振りながら、劉さんは先程上がってきた階段の方に向かって行った。この4日間、沢山お世話になった劉さん。本当に有難うございました!

13:30 暇潰し
 取り敢えず真っ先に那和さんは目の前の台湾銀行カウンターに行く。残りのNT$札を日本円に出来るかどうか確認…出来たようで、無事、那和さんは数千円を手に出来た。じゃぁ、と僕も残りのNT$500札を換金。\400の手数料を引いて1600円に換金できた。その時、いきなり那和さんは背後から声をかけられる…どうやらフィリピーナと間違えられた様だ(爆笑)
 さて……すぐに喫茶室に入ってもそう簡単に時間が潰せそうもない。
稀「免税店でも見る?」
那和「私もう、日本円しかないし、あの『買って』攻撃嫌になっちゃったし…」
稀「うーん、取り敢えず、そこの本屋の立ち読み位なら平気だろう…」
…15minute After……
稀「……こういう処じゃ、長居出来そうもないね…」
那和「そろそろ喫茶室行く?」
稀「1時間は潰せるかな?」
……喫茶店へ移動。そこはバイキング形式のレストランっぽくなっていて、2人合わせてNT$200分使えるらしいので、チーズケーキと無糖の烏龍茶で丁度いい値段になる筈。いざ、カウンターに持っていくと、何やら問題があった様で……もしや、金が足りないのか……焦る僕ら、単にレシートが切れていて、領収書が発行出来なかっただけの様だった。手書きの領収書を出してくれる……此処でも語学力のなさを思い知らされる……空港なら英語がいけるのに(苦笑)

リサイクルメモ用紙
…問題の領収書。まぁいい記念かも。

……30minute After……
稀「駄目だ、これ以上は居座れない」
那和「混んできちゃったよね」
…元々食べるのが早い僕ら。いくら隊長不良(誤植)とはいえ、潰せる時間にも限界がある。缶の烏龍茶を飲み終えると僕らはトレイをまとめて喫茶店を後にした。
 さて、どうしたものだろう。
那和「取り敢えず、座ってたいなぁ」
稀「そこの座席が開いてたら、そこ座ろう……お、此処が空いてる」
出国カウンターの前に有る座席に座る、ふと、目の前の電光掲示板。
稀「ふーん、今、東京32℃なんだ…あまり差がないね」
……去年の社員旅行で、台北35℃、東京に帰ったら15℃という気温差にぶったまげた事がある。
稀「……仲々順番来ないねー…」
那和「遅れの表示が出たまんまだねー」
ぬぼーっと、電光掲示板の中國語表記を見る。
稀「……にょ?あれ、なんて読むんだ?」
那和「……何だろう?」
…中國語表示の國名&都市名。
稀「あれはアメリカのことなんだよね、じゃ、『ニューヨーク』」
那和「で、これは『ロンドン』、んで『パリ』」
稀「あれは…『ソウル』」
那和「……じゃあ、あっちはなんだろう?」
……という事で、中國語読み世界都市名当て遊びが始まった。
稀「(中國語会話集を出し)あ!あれ!『ジャカルタ』!」
那和「成程〜〜……じゃ、あっちはなんだろう」
稀「にゅう………載ってないにゅう……」
那和「『シンガポール』は判るんだけどねぇ…」
……これが結構いい暇潰しになった。最後まで判らなかった都市名が2〜3有ったが。そろそろ出国審査を済ませていい時間になった時、僕はいきなり叫んだ。
稀「那和さん判った!あれ、『ミュンヘン』だよ!」
那和「成程〜〜……でもこれは最後まで判らなかったね」
稀「うん……」

16:00 やっぱり暇
 出国審査を済ませ、登場口付近の待ち合わせ場所に移動。飛行機が遅れて本当に暇。近くの子供がゲームボーイをもっていて、この時程ゲームボーイが羨ましかったことはない。
那和「ナイトフライトになっちゃうねー」
稀「まぁそれもいいんじゃない」
……待ちすぎて、もうどうでもいい状態。近くにいた日本人観光客がたれぱんだの縫いぐるみをもっていた。
稀「……なんだ、正たれじゃん」
那和「こっちきたならばつたれ買った方がいいのに」
…那和さん背中に天の字状態(背中に痛みがくるらしい)
那和「あぁ〜〜〜"天"の字が浮かぶぅ〜〜〜」
稀「じゃ、俺は"覇"の字出してやる!」
…『街頭覇王』に毒されている僕ら。(そういうシーンがあった為)

17:10 ようやく搭乗開始
 散々待たされて、ようやく搭乗が開始になった。載る前にもう一度トイレにいっておこう、という僕達。今度はきちんとエコノミークラスなので、搭乗も混んでいる。座席番号を確認すると、今度は那和さんが窓側、僕が通路側の2人席。さっさと荷物を上の荷物入れにいれて、出しておくものだけ下に置いておく。僕はばつたれの入った紙袋にCDプレイヤーを出しておいてリュックは上にしまった。
那和「機内食食べたら、すぐに寝よう…」
稀「枕と毛布配られたらもらおう」

17:35 さらば、台湾
 飛行機が離陸をして、夕暮れの中台湾の建物が少しづつ小さくなって行く。あの辺りが台北で、あの辺りに僕らはいたんだね、と。だいだれぼっち……じゃなくて、森も小さくなっていき、本当に日本に帰るだけなんだなぁ〜〜と感傷に浸っていた……が!後ろからは大歓声!…というのも、僕らの後ろは集団旅行の小学生集団のうちの2人らしく、まぁ理由は判らないでもないけど、まぁ興奮する*2……俺ら疲れと隊長不良(誤植)があって、眠いっちゅーに…
 暫くして機内食。これが僕らの晩御飯になるから、食べれるならしっかり食べておかないと。メニューに蕎麦がある。これは日本食が恋しくなった日本人のためのメニューだろうか……勿論、俺ら嬉しかった。
 飯を食ったらもう寝る!普段、乗り物のなかで滅多に寝ない僕もちょいと眠気を催す。毛布を肩からかけて、シートを倒して休もうとすると……後ろが喧しい。
稀「うざい……」
那和「だまれ……」
…浮かれるのは判るけど、静かにして欲しい僕ら。思わず保護者の顔を探す。
那和「MD聞けるかな?そうしたら外界との音声経って、ちょっと休めると思う」
稀「スチュワーデスさん来たら聞いてみようか?」
…丁度良い処にスッチーさんが来たので、MD&CDが使えるか確認。着陸数分前じゃなければ使っていいとのお達しが出たので僕らはそれで現実逃避をすることに。
稀「……げ、俺、日本出るときDir聞いてたんだ…」
…いきなり濃い音楽。ま、いいか。那和さんはAC版の冒険野郎である。暫くこれを聞きながら休むことにした……が、僕の椅子がいきなり揺れた!
稀「!!」
…後ろの座席に友達が遊びに来たのか、僕の椅子に付いているテーブルを遊んでいる最中に揺らしたのだ。だからその振動がこっちに来た。眠かったし、疲れてるし、静かにして欲しいので僕は寝ぼけ眼(…僕のこの時の表情は非常に機嫌が悪そうで、目つきも異様に悪いで後ろを振り向いた。一瞬びびったのか、後からはその興奮も大人しくなったようだ……但し、先程に比べてのレベルだけど。
 約80分位の間、音楽による現実逃避で多少の休息はとれた。

21:20 ナイトフライトも終わりを告げる
 もうすっかり外の景色は真っ暗で、幾つかの星が見える。
稀「うーん、観測中に見える飛行機はこういうのなんだなぁ……」
……元、地学部員。
那和「下に明りが見えてきたよ」
…そろそろ成田に飛行機が着く。行く時に見えた日本の上空の風景が夜の状態で見えてきた。
那和「ビロードの上に宝石をこぼした様な夜景、とはよく言ったもんだねぇ」
稀「$1,000,000の夜景って言うもんねぇ…」
那和「台湾だと今20:40だよんね。こっちだと1時間進むから…」
稀「帰ってらかなり遅いだろうね。やっぱりタクシーで帰ろうよ」
那和「うん」
……色々相談をしている間に飛行機は成田空港第2ターミナルに到着。長かった4日間の台湾旅行も、もう終わりを告げる時が来た。

22:00 家路
 取り敢えずトイレにいっておいて、携帯で家に電話をしたけど、留守電になっていた。今成田に着いたとメッセージを入れ、入国審査を済ませる。税関で免税チェック。僕が買った一番高い買い物は例のばつたれのみで、税関の係員を笑わせる……本当なんだもん。
稀「さて、那和さんはどうする?」
那和「東船橋迄タクシー乗って、そこから向かえに来てもらうよ」
稀「取り敢えず深夜で割高だけど、僕お金有るから取り敢えず立て替えておくよ」
…そういう事でうろうろしていると、早速タクシーの運ちゃんが声をかけてくれた。運ちゃんに連れられてタクシーターミナル。
那和「やっぱり日本だねぇ…」
稀「漢字が少ない(笑)
…タクシーで東船橋駅に寄ってもらい、その後僕の近所の小学校まで出して貰うことにする。タクシーの中で携帯でうちに連絡、今度は帰っていたようで、今成田からタクシーで帰ってると報告を入れた。
 東船橋駅北口ターミナルで那和さん下車。荷物も降ろして、もう御両親が向かえに来ていた。
稀「んじゃ、明日FAXでタクシー代請求するね。お疲れ!」
那和「そっちも、気を付けてね、お疲れさま!」
…東船橋から南、この辺りは高校の近く立った所為か良く知った道で、運ちゃんよりマニアックな道を説明して小学校前まで出してもらう。そこで会計\15,350!…でも予想したより高くなくて良かったわ。荷物を降ろしてそこからてくてく歩いて、うちの玄関に着いてチャイムを押したのでした。
稀「ただいま帰りました〜〜〜〜」

……後日談。

  1. ヤン版。ログが1面埋るくらい溜まっていた…流石4日分。
  2. お土産。会社へのお土産はその日のおやつになる。金FUN連中へのお土産は「緑茶にも砂糖が入る國の甘きものなので覚悟せよ」と書いたけど、メンバー中最も甘きものが苦手なRyo-chin氏の強要範囲内だったので安心。去年の月餅は失敗したからやめて正解だよ。『紅・青・玉』さんに例の本を送ったら、ものすごく喜んでもらえた。苦労して探した甲斐があった……。
  3. 写真。ものの見事に軍人だらけ。
  4. 本。改めてじっくり読むと濃い『街頭覇王』
  5. 夏コミ。例の踊るばつたれ『チャップリン』を連れて行ったら、案外ばつたれと気が付かない人が多かった。たれは意外な処でも人気。

戻る  ABOUT "TAIWAN"へ


旅行記に関する感想・御意見・御質問等が有りましたら、是非こちらまで